願望実現の成功体験を読むほど苦しくなる理由|答え探しをやめても大丈夫

心との付き合い方

「この方法で収入が増えた」
「何もしていないのに臨時収入が入った」
「考え方を変えたら、お金の流れが変わった」

望実現の成功体験を読むと、最初は希望が持つと思います。

「自分にもできるかもしれない」
「今度こそ、この方法ならうまくいくかもしれない」

ところが、しばらく実践していると不安になってきます。

「まだ何も変わっていない」
「やり方が間違っているのかな」
「もっと効果のある方法があるんじゃないか」

そして、また別の成功体験を探し始める。

これを繰り返していても、自分を責めなくて大丈夫です。

絶対に失敗したくない願いほど、確かな答えが欲しくなるのは自然なことだからです。

この記事の結論

成功体験を読むこと自体が苦しみの原因ではありません。

苦しくなりやすいのは、他人の成功体験の中から「自分も絶対に成功できるという保証」を探し始めたときです。

成功体験は参考にはできます。けれど、他人の体験から自分の未来を確定させることはできません。

だから、答え探しを少し休んでも大丈夫です。それは願いを諦めることとは違います。

成功体験を読んでいるのに、なぜ不安が増えるのか

本来、成功体験を読むことは楽しいものです。

「そんなこともあるんだ」
「自分もやってみようかな」

このくらいなら、それほど苦しくありません。

ところが、叶えたい気持ちが強くなると、成功体験の読み方が少しずつ変わっていきます。

1

成功体験を読んで「これならうまくいく」と安心する

2

紹介されていた方法を実践する

3

「成果は出たかな」と現実を確認する

4

変化が見えないと「この方法で大丈夫?」と不安になる

5

もっと確実そうな方法や成功体験を探す

6

新しい方法を見つけて、また一時的に安心する

こうして、同じところを何度も回るようになります。

ここで大切なのは、意志が弱いからこうなるわけではない、ということです。

むしろ逆です。

「絶対に失敗したくない」からこそ、もっと確かな答えを探したくなるのです。

本当に探していたのは「方法」ではなく「保証」かもしれない

たとえば、お金に余裕がない状態で「もっと収入を増やしたい」と願っているとします。

そこで、こんな体験談を見つけたとします。

たとえば

「この考え方を続けたら収入が増えた」
「お金への不安を手放したら臨時収入が入った」
「執着をやめたら仕事の話が来た」

こうした話を読めば、試してみたくなるでしょう。

もちろん、試すこと自体は何も悪くありません。

問題は、その方法に「これをやれば自分も大丈夫」という保証まで求め始めたときです。

しばらく実践しても収入が変わらない。

すると、方法そのものよりも、

「本当にこれで合っているのか」
「このまま続けて大丈夫なのか」
「別の方法のほうが早いのではないか」

ということが気になり始めます。

そこで次の体験談を読む。

すると一時的に安心します。

「なるほど。こっちだったのか」

でも、その安心も現実の変化が確認できないと揺らぎ始めます。

方法を探しているように見えて、実は「自分は大丈夫だ」と確信できる材料を探し続けていることがあります。

僕も「絶対に成功させたい」と答えを探し続けていた

成功体験が「希望」から「採点基準」に変わっていく

成功体験を読むときに苦しくなる、もう一つの理由があります。

それは、他人の体験を使って自分を採点するようになることです。

苦しくなっているとき

「あの人は1か月で変わった」

「自分は3か月やっても変わらない」

「あの人は不安を手放せた」

「自分はまだお金が怖い」

「ということは、自分は何か間違っている」

少し距離を取ると

「これはその人の経験なんだ」

「自分と同じ経過になるとは限らない」

「不安が残っていてもいい」

「今の状況だけで未来は決められない」

「必要なことは今日できる」

他人の成功は、あなたの失敗を意味しません。

そして、他人より時間がかかっているからといって、あなたのやり方が間違っているとも限りません。

「まだお金が増えていない」と「失敗する」は別の話

ここは特に、お金の願望では大切です。

たとえば銀行口座を確認して、欲しい金額がまだないとします。

このとき確認できる事実は、

確認できること

「現時点では、自分が望んでいる金額になっていない」

ということです。

ところが、不安が強くなると心はそこに意味を加えます。

心が加えやすい解釈

「やっぱり叶わない」
「この方法は間違っている」
「自分には無理なんだ」
「もっと強力な方法を探さなければ」

でも、これは今確認できる事実そのものではありません。

現在の状況と、未来についての結論は別です。

だからといって、「現実なんて見なくていい」という話でもありません。

支払いがあるなら確認する。
家計を見直す必要があるなら見直す。
収入を増やしたいなら、仕事や働き方について考える。
必要なら専門家に相談する。

そうした現実的な行動と、未来を悲観的に決めつけないことは両立します。

現実を見ることと、今の現実だけで自分の未来を決めることは違います。

成功体験を読むのを完全にやめなくてもいい

ここまで読むと、

「じゃあ成功体験なんて読まないほうがいいの?」

と思うかもしれません。

僕は、そうは思いません。

読んで楽しいなら読んでもいい。

励みになるなら、それもいいと思います。

ただ、一つだけ気づいておきたいことがあります。

その体験談から「自分も絶対に成功する証拠」を探していないか。

ここです。

他人の体験談は、あくまでその人の体験です。

同じことをしたからといって、同じ結果になるとは限りません。

これは少し心細く感じるかもしれません。

でも、反対から見ると自由でもあります。

他人と同じようにできなくてもいい。

誰かが勧めている実践を完璧に続けなくてもいい。

「正しい方法」を見つけられなくても、それだけであなたの未来が決まるわけではありません。

答え探しをやめることは、願いを諦めることではない

方法探しをやめるのが怖い人もいるでしょう。

「探すのをやめたら叶わなくなるのでは」
「何もしなくなったら、このままになってしまうのでは」

そう感じるのも自然です。

長い間、方法を探すことで希望をつないできたなら、検索をやめること自体が怖くなることがあります。

でも、願いと方法探しは同じものではありません。

「お金に余裕のある生活がしたい」と願ったまま、願望実現の答え探しだけを休んでもいいのです。

願いを捨てる必要はありません。

ただ、

「絶対に正しい方法を見つけなければ」
「この実践を完璧にやらなければ」
「早く結果を確認できなければ」

という緊張から、少し離れてみる。

それだけでもいいのです。

「方法が足りない」より「方法を持ちすぎている」こともある

長く願望実現について調べている人ほど、すでにたくさんのことを知っています。

考え方を変える。
感情を受け入れる。
願いを手放す。
イメージする。
今に意識を戻す。
自分を大切にする。

新しい情報を一つ追加するたびに、一瞬安心するかもしれません。

でも、方法が増えすぎると、

「今日はどれをやればいい?」
「これはできている?」
「この考え方と、あの考え方は矛盾していない?」

と、かえって頭の中が忙しくなることもあります。

足りないのは、次の方法ではなく、「今は答えを探さなくてもいい時間」なのかもしれません。

今日できる実践|1日だけ「答え探し」を休んでみる

答え探しを一生やめる必要はありません。まずは1日だけで十分です。

1.成功体験を検索したくなったことに気づく

検索したくなったら、止めようとする前に気づきます。

「今、答えが欲しくなっているな」

それだけで大丈夫です。

2.不安を消そうとしない

「このままで大丈夫かな」という不安が出ても、消す必要はありません。

「今、不安が起きている」と確認します。

不安があることと、悪い未来が確定したことは別です。

3.今日必要な現実的な行動を一つだけ考える

お金のことであれば、必要な支払いを確認する、家計を見る、仕事の連絡をする、求人を見るなど、現実的に必要なことがあるかもしれません。

必要なら、それは普通にやって構いません。

4.それ以上は普通に過ごす

ご飯を食べる。お風呂に入る。仕事をする。散歩する。好きな動画を見る。早めに寝る。

願望と関係のない時間を過ごしてみてください。

30秒だけやってみるなら

スマートフォンを置いて、こう確認してみてください。

「今すぐ答えが分からなくても、今日は今日として過ごしていい」

信じ込む必要はありません。ただ、この言葉を一度置いてみるだけで十分です。

成功体験を読まないと不安になるときは

最初は落ち着かないかもしれません。

これまで成功体験を読むことで、「まだ可能性はある」と安心してきたからです。

その安心を急に手放そうとする必要もありません。

また検索してしまったとしても、

「またやってしまった」

と責めなくて大丈夫です。

その代わり、

「それくらい成功させたかったんだな」
「失敗するのが怖かったんだな」
「安心したかったんだな」

と気づいてみてください。

方法探しをしている自分まで敵にしないことです。

よくある質問

Q. 成功体験は読まないほうがいいですか?

いいえ。読んで希望が持てたり、楽しめたりするなら問題ありません。

ただ、「自分も成功できる保証」を求めて何時間も読み続け、読むほど不安になるなら、一度距離を取ってみる価値はあります。

Q. 方法探しをやめたら、願いまで諦めることになりませんか?

願いと方法探しは別です。

「お金に余裕がほしい」という願いを持ちながら、「絶対に成功する方法を見つけなければ」という緊張だけを休ませることはできます。

Q. 不安がある状態で行動してもいいですか?

もちろんです。不安が完全になくなるまで待つ必要はありません。

必要な支払いや仕事、お金の相談など、現実的に必要な行動があるなら、不安があるままでも一つずつ対応できます。

Q. また別の方法が気になってしまいます

気になっても大丈夫です。

「別の方法を探してはいけない」と禁止すると、それ自体が新しい苦しさになることがあります。

まずは「今、もっと確かな答えが欲しくなっている」と気づくだけでも十分です。

Q. お金の現実が厳しい場合も、気にしないほうがいいですか?

いいえ。現実的な問題を無視する必要はありません。

支払い、収支、仕事など確認すべきことは確認し、必要なら家族や公的な相談窓口、専門家などに相談してください。

心を整えることと、現実的に対応することは両立します。

まとめ|あなたの未来の答えを、他人の体験から探し続けなくていい

成功体験を読むことは悪いことではありません。

僕自身、たくさんの体験談を読んできました。

でも、絶対に失敗したくない気持ちが強かったときは、どれだけ読んでも安心は長く続きませんでした。

「これで大丈夫」と思って実践する。

成果が気になる。

不安になる。

もっといい方法を探す。

そして、また安心する。

この繰り返しです。

もし今のあなたも同じような状態なら、知識が足りないと決めつけなくて大丈夫です。

もしかすると、もう十分すぎるほど知っているのかもしれません。

今は答えが分からなくてもいい。

今の状況だけで、未来を決めつけなくていい。

願いを忘れられなくてもいい。

そして、今日くらいは願望実現とは関係のないことをして、普通に過ごしてもいいのです。

他人の成功体験から未来の保証を見つけなくても、あなたは自分の今日を生きていけます。

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