願望実現について調べ続けていると、最後にはこんな疑問が出てくるでしょう。
「いろいろ分かった。でも、結局何をすればいいの?」
願いを手放す。
執着しない。
今に戻る。
自分を受け入れる。
どれも大切な考え方です。
でも、叶えたい願いがある人からすると、
「そうじゃなくて、願望実現のために具体的にできることを一つ教えてほしい」
そりゃそう思いますよね。
そこで今回は、願望実現の実践を一つだけ書いてみます。
名前をつけるなら、
「完了扱いの24時間」
です。
願いが叶ったと思い込む方法ではありません。
現実を無視する方法でもありません。
願望そのものではなく、「叶ったかどうかを確認し続ける作業」を24時間だけ終了扱いにする方法です。
願望を一つ決めたら、24時間だけその願望について「どうすれば叶う?」「まだ叶っていない?」「この方法で合っている?」という確認を休みます。
願いを忘れる必要はありません。
「もう叶っている」と無理に信じる必要もありません。
ただ、願望についての答え探しと結果確認だけを、一度「今日はもう処理済み」にしてみます。
そして必要な現実的行動だけは普通に行います。
これが「完了扱いの24時間」です。
なぜ願望実現では「確認」が増えてしまうのか
願望を持つこと自体は、それほど複雑ではありません。
「お金に余裕がほしい」
「好きな人と一緒にいたい」
「もっと自由に働きたい」
本来の願いは、案外シンプルです。
ところが、そのあと頭の中でいろいろなことが始まります。
願う
叶える方法を探す
実践する
現実が変わったか確認する
変わっていないと不安になる
もっと良い方法を探す
願いよりも、願いを管理する作業のほうが大きくなっていくのです。
僕自身、長い間この状態でした。
絶対に失敗したくない。
絶対に成功させたい。
だから方法を探す。
いい方法を見つければ安心します。
でも数日、数週間と続けると、
「で、成果は?」
と気になってくる。
そしてまた現実を見る。
変わっていないように見えたら、次の方法を探す。
今振り返ると、願望を持っていたというより、願望の進捗状況をずっと監視していたようなものです。
今回やめるのは「願い」ではなく「監視」です
ここが、この実践で一番大切なところです。
願いを手放そうとしなくて構いません。
忘れようとしなくても構いません。
「叶っても叶わなくてもどうでもいい」と思い込む必要もありません。
欲しいものは欲しい。
それでいいのです。
手放すのは願望ではなく、「この願望がどうなっているか、ずっと見張っていなければならない」という役目です。
たとえばネット通販で商品を注文したとします。
注文を確定したあと、普通ならずっと注文ボタンを押し続けたりはしません。
もちろん配送状況を確認することはあります。
でも、1分ごとに、
「本当に注文できた?」
「もう一度注文したほうがいい?」
「別の商品に変えたほうがいい?」
「注文方法を間違えた?」
とやっていたら疲れてしまいます。
願望でも、それに近いことが起きる場合があります。
「完了扱いの24時間」のやり方
やることは難しくありません。一つの願いについて、24時間だけ実験します。
1.願いを一つだけ決める
まず、今一番気になっている願いを一つ選びます。
たとえばお金なら、
「毎月、お金に余裕を感じられるくらいの収入がほしい」
これくらいで構いません。
ここで細かい方法まで決めなくても大丈夫です。
「副業で」
「投資で」
「臨時収入で」
「この会社から」
など、ルートまで考え始めると、また「どうすれば」の世界に入りやすくなります。
もちろん具体的な目的がある場合は、それを書いても構いません。
ただし、まずは自分が本当に欲しい結果を一つ確認します。
2.「叶ったとしたら、何を確認しなくなる?」と聞く
ここが、この実践の中心です。
目を閉じて幸せな気分になる必要はありません。
リアルにイメージできなくても問題ありません。
自分に一つだけ質問します。
「もしこの願いについて安心できていたら、今日、何を確認しなくなるだろう?」
お金の願望なら、
何度も口座残高を見ることかもしれません。
「臨時収入 引き寄せ 成功談」と検索することかもしれません。
願望実現の動画を次々見ることかもしれません。
「今日は何か起きるかな」とスマートフォンを頻繁に確認することかもしれません。
自分が繰り返している確認行動を、一つ見つけます。
3.その確認だけを24時間保留する
確認行動が分かったら、24時間だけやめてみます。
一生やめる必要はありません。
願望を捨てる必要もありません。
ただ、
「この願いについての追加確認は、明日までしない」
と決めます。
検索したくなったら、
「検索しちゃダメ」
ではありません。
「ああ、また確認したくなっているな」
と気づけば十分です。
そして、
「これは明日確認できる」
としておきます。
4.必要な現実的行動だけは普通にする
ここは誤解しないでください。
「確認しない」と「現実を無視する」は違います。
支払期限があるなら確認します。
仕事の連絡が必要なら連絡します。
家計を見る必要があるなら見ます。
求人に応募したいなら応募します。
必要な相談があるなら相談します。
それは願望への執着ではなく、今必要な行動です。
叶ったか何度も確認する
成功談を探し続ける
方法を頻繁に変更する
兆候を探す
今の状況から未来を採点する
支払いを確認する
仕事をする
必要な連絡をする
相談する
今日できる選択をする
5.願望と関係のないことをするのではなく「もう決めた人」として次へ進む
これまでの記事では、「願望から離れて普通に過ごす」という表現をよく使ってきました。
今回は少し角度を変えます。
願望から逃げて日常へ戻るのではありません。
願いについて一度決めたから、次の場面へ進むのです。
これは感覚として少し違います。
「願望のことを考えちゃダメだから映画を見る」
ではありません。
「この件は今日はもう決めた。じゃあ次は映画を見る」
です。
願望を置いて日常へ逃げるのではなく、願望を一度自分の中で完了させて、その続きの時間を生きます。
6.夜になっても「成果」は採点しない
ここも重要です。
夜になって、
「さて、この方法をやったから何か起きたかな?」
と確認したくなるかもしれません。
でも、それをやると元の監視に戻ります。
この実践で確認するのは、現実の変化ではありません。
「今日は何回、結果を確認したくなっただろう?」
「確認しなかった時間、少しでも頭が静かになっただろうか?」
「方法を考えていない瞬間があっただろうか?」
これだけです。
現実が変わったかどうかを、この実践の合否にしないでください。
お金の願望で実際にやるとこうなる
具体的に、お金の願望でやってみましょう。
願い:
「毎月のお金に余裕があり、必要なものを安心して払える状態になりたい」
そして自分に聞きます。
「もし、この問題について安心できていたら、今日何を確認しなくなる?」
すると、
「願望実現系のお金の成功談を検索しなくなる」
と気づいたとします。
だったら今日は、それだけを24時間休みます。
支払いは普通にします。
仕事も普通にします。
必要なら家計も確認します。
でも、
「お金を引き寄せる方法」
「臨時収入の前兆」
「○○をしたら大金が入った」
という検索だけは明日まで保留します。
検索したくなっても失敗ではありません。
その瞬間に、
「あ、今安心を取りにいこうとしている」
と気づきます。
そして、今日は追加注文しない。
それだけです。
これは「叶ったふり」をする方法ではない
「完了扱い」と聞くと、
「お金持ちになったつもりで生活すればいいの?」
と思う人もいるかもしれません。
違います。
口座に10万円しかないのに1000万円あるふりをする必要はありません。
高い買い物をする必要もありません。
現実にないものを「ある」と言い聞かせる必要もありません。
「叶った自分ならお金を使うはず」と考えて、無理な出費をする実践ではありません。
現実は現実として確認します。
ただし、
現在の数字を見て、そのたびに未来まで決め直さない。
ここを分けます。
今日の残高は今日の残高です。
そこから、
「だからこの願いは無理だ」
と未来の結論まで作る必要はありません。
なぜ「叶った気分」ではなく「確認をやめる」のか
願望実現ではよく、
「叶った気分になりましょう」
と言われます。
それが自然にできる人は、それでもいいと思います。
でも、叶っていない現実が気になっているときに、
「幸せ!」
「豊か!」
「もう叶っている!」
と思おうとすると、逆に苦しくなる人もいます。
頭のどこかで、
「いや、叶ってないじゃん」
と反論が始まるからです。
だから、この実践では感情を作りません。
信じ込もうともしません。
ただ、
「今日はもう、この願いを再検討しない」
とします。
喜びが出てもいい。
不安が出てもいい。
疑いが出てもいい。
それらを願望実現の成否判定に使わないのです。
不安が出てきたら「願い」ではなく「再審議」が始まったと見る
実践していると、高い確率で頭が話しかけてきます。
「でも本当にこれでいいの?」
「24時間も何もしなくて大丈夫?」
「やっぱりアファメーションくらいしたほうがいいのでは?」
「もっと強い方法を見つけたほうがいいのでは?」
そのとき、思考を止める必要はありません。
ただ、
「あ、またこの願いを再審議しようとしている」
と気づいてください。
そして、
「今日はもう決めた。再審議は明日でいい」
と置いておきます。
不安を消す必要はありません。
不安が出たから願望を設定し直す必要もありません。
何度不安になっても構いません。
ただ、そのたびに新しい方法を追加しない。
そこが実践です。
願望実現で一番疲れるのは「願うこと」ではなく「何度も決め直すこと」かもしれない
僕は長い間、方法を探してきました。
そして、一つの方法を知るたびに、
「今度こそ」
と思いました。
でも、成果が気になってくると、その決定を自分で取り消してしまうんです。
「やっぱり違うかも」
そして、また決める。
また疑う。
また探す。
今考えると、願望実現の方法が少なかったのではなく、一度決めたことを何度も再審議していたのだと思います。
「完了扱い」は何日続ければいい?
まずは24時間で十分です。
うまくできたら3日。
気に入れば1週間。
それくらいで構いません。
ただし、
「21日続ければ叶う」
「1週間できれば現実が動く」
という新しいルールにはしないでください。
この実践を完璧に続けることを、次の願望実現条件にしないこと。
途中で検索してしまっても構いません。
何度も現実を確認してしまっても構いません。
気づいたところから、また、
「今日はもう決めた」
に戻ればいいのです。
この実践で目指しているもの
この方法をやれば必ず願いが叶う、と言いたいわけではありません。
未来の出来事を保証できる方法ではありません。
僕がこの実践で大切だと思うのは、
願いを持つ
一度決める
何度も答えを探さない
今の現実だけで未来を決め直さない
必要な行動はする
不安があっても願望を再設定しない
という一連の流れです。
願いを持った瞬間からずっと緊張し続ける必要はありません。
願望実現というと、
「願う」→「頑張る」→「叶ったか確認する」
になりがちです。
でも、今回試してほしいのは、
願う
↓
決める
↓
確認を終える
↓
次の時間へ進む
という流れです。
よくある質問
失敗ではありません。
願いが浮かぶことと、結果を確認することは別です。
「叶ったら嬉しいな」と思うくらいなら、そのままで構いません。
「本当に叶う?」「方法は合っている?」と再審議が始まったことに気づいたら、「今日はもう決めた」と戻ります。
構いません。
実際にはまだ起きていないことを「起きている」と思うのが苦しいなら、無理にそうする必要はありません。
この方法では、「叶っている」と信じるのではなく、「今日はもう追加の答え探しをしない」と決めます。
不安を消そうとしなくて大丈夫です。
「今、不安が起きている」と確認してください。
そして、現実的に対応する必要がある問題なら対応します。
不安が出たことを理由に、新しい願望実現法を探し始める必要はありません。
必要な確認はしてください。
残高、支払日、収入、家計など、生活上必要な情報は普通に確認します。
必要なら家族、公的な相談窓口、金融や法律などの専門家にも相談してください。
やめるのは現実確認ではなく、「この数字だから私の未来も駄目だ」と何度も未来まで判定することです。
続けたければ、もう24時間続けてみてください。
ただし、「何か起きたか」を採点してから続ける必要はありません。
この状態のほうが楽だと思うなら続ける。それくらいで十分です。
まとめ|願ったあとは、何度も願い直さなくていい
今回紹介した「完了扱いの24時間」は、とてもシンプルです。
願いを一つ決める。
「安心していたら何を確認しなくなる?」と自分に聞く。
その確認を24時間だけ休む。
必要な現実的行動は普通にする。
不安が出ても、願望を再審議しない。
それだけです。
願いを忘れなくていい。
強く信じなくてもいい。
幸せな気分を維持できなくてもいい。
ネガティブな思考が出てもいい。
ただ、一度決めた願いについて、何度も何度も、
「これでいい?」
「まだ?」
「本当に?」
「別の方法は?」
と問い直す作業を、今日は少し休んでみてください。
願望実現のために何かをし続けてきた人ほど、これは最初、何もしていないように感じるかもしれません。
でも実際には、
「答えを探し続けなければならない」という習慣から降りる、かなり具体的な実践です。
願った。
決めた。
必要なことはする。
そして、この願いの再審議は明日でいい。
そんな24時間があってもいいと思います。

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